井の中の蛙の夢

食いしん坊で人付き合いが苦手な30代ゲイのささやかな日記です。

井の中の生活(2)

現在の交友関係が相方さんと女友達ぐらいしかいないという、昨日の話のつづきです。

まあ、僕に限らず、世間一般でも「独身おじさん友達いない問題」が深刻化しているというので、社会問題であるともいえるが・・・。

 

「じゃあ、SNSで友達つくればいいじゃん!」という明るく朗らかな声が聞こえてくる。

最近では、SNSで一緒に旅行に行く友達を探したり、同好の士を見つけるといったことも多いと聞く。

おっさんと比較してもしょうがないが、Z世代と呼ばれる人々も、「リアル」な人間関係よりも、マッチングアプリの人間関係に悩む人が多いと聞く。

 

事実、かわずの女友達も、ある日を境に旅客船が大好きになり(YouTuberの影響?)、乗船や離島巡りを繰り返すようになり、御朱印ならぬ御印(乗船先でその港にしかないスタンプを押してくれるらしい)を収集し、旅客船のグッズやマスコットのぬいぐるみを買いあさるようになった。

 

そして、彼女は40代にしてTwitterを駆使し、旅客船好きな仲間を見つけ、一緒に船のおっかけをするようになり、先月には横浜の名物客船だった「ロイヤルウイング」の引退に涙し、最近は納涼船(旅客船)に一番乗りをすべく、船仲間に声をかけて、パリピであふれる夜の東京湾に凸したと聞く。最近ではオフ会も主催するようになったとか。

すさまじい行動力である。

 

実は、そんな女友達のめまぐるしい変化を見ていて、その姿に憧れてしまい、このブログを始めた部分も少なからずあるのだ。明らかに前よりも生き生きとするようになった。

 

脱線するが、船マニアとなった彼女からもらった最高のお土産が、伊豆大島の名産「島醤油」だった。伊豆大島でよく使われる醤油で、わさびの代わりに青唐辛子で辛みや香りをつけて、お刺身を食べる習慣があるらしい。島醤油で味付けした寿司は、べっこうずしと呼ばれ、伊豆大島の名物である。

 

スーパーで半額になった白身魚の刺身の友、島醤油パイセン

 

これで白身魚(ヒラメなど)を食べると、素晴らしく美味しくなる。正直、わさびよりも美味しい(赤身はやはりわさびに軍配が上がるが)。サーモンにもよく合う。

 

限りなくステマ、下手くそなアフィリエイトのようなことばかり書いてしまったが、ブログ開設して早々に商魂たくましいというわけでは毛頭なく、かわずの食生活、特に生鮮(魚)部門は飛躍的に向上したことをお伝えしたかったのである。

それからというものの、島醤油は竹芝旅客ターミナル(東京都港区、浜松町駅近く)から大量に輸入するようになり、我が家に常備するようになった。

 

!!!

・・・油断すると、すぐに食べ物の話になるのが僕の悪い癖だ。

 

で、話は戻るが、そんな彼女と僕の大きな違いがあり、僕はSNSができない。厳密には、閲覧はできるのだが、発信および交流ができない。

 

いや、広い意味ではブログもSNSなのかもしれないが、なぜかTwitterをはじめとする現代人必須のSNSで人と交流ができないのだ。匿名でも無理で、これも井の中シンドローム、たとえネット上であろうと不特定多数の人間関係の海に飛び込めないらしい。

むろん、ゲイのアプリなんてもってのほかである。

 

このブログをきっかけに、Twitterのアカウントとかも作れたらいいなあ、あわよくば友達も・・・と夢見ながら、今日もイサキのお刺身をかじっているのである。